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平成十二年(2000)十二月九日午後、ちょっと時間が有ったので名古屋市鶴舞中央図書館に出掛けた。二十年以上前に鶴舞へは何度か行った事があるが、図書館は初めてだった。図書館の二階に上がると右側に歴史関係の資料が沢山並んでいる。ナップサックを持って資料探しを始めると、図書館の人に「バッグはロッカーの中に入れて下さい。無料ですから。」と注意された。袋をロッカーの中に仕舞うのは常識なのだろうか。こういう事は経験が少ない製作者、これからはもっと気を付けなければ、と思う。
この日の御目当ては水谷盛光著『尾張徳川家明治維新内紛秘史考説 -青松葉事件資料集成-』。以前にもこの本の話は聞いたことがあるが、この前日に渡辺次郎夫妻の話を聴いてからこの本はどうしても読みたくなっていた。蓬左文庫に出掛けたときも探したが、蓬左文庫には無かった。鶴舞図書館には四冊ほど同書が並んでいて、全て水谷先生が寄付されたようだった。 『尾張徳川家明治維新内紛秘史考説 -青松葉事件資料集成-』を読む前に、製作者は既に水谷先生の本を二冊、『実説・名古屋城青松葉騒動』と『実説・名古屋城青松葉事件 -尾張徳川家お家騒動-』を持っていた。『実説・名古屋城青松葉騒動』は亡くなった祖父から二十年前に譲り受けたもので、昭和四十七年の発行。『実説・名古屋城青松葉事件 -尾張徳川家お家騒動-』は今年一月に名古屋城見物がしら、城内の土産物店で買った、昭和五十六年発行の増補改訂版である。『尾張徳川家明治維新内紛秘史考説 -青松葉事件資料集成-』は持っている他の二冊よりも前(昭和四十六年)に出版されていて、製作者は勝手にこの『尾張徳川家明治維新内紛秘史考説 -青松葉事件資料集成-』をまとめた物が『実説・名古屋城青松葉事件 -尾張徳川家お家騒動-』だと思っていた。実際には『尾張徳川家明治維新内紛秘史考説 -青松葉事件資料集成-』には水谷先生が長い月日を架けて集められた資料で一杯である。同書は残念ながらすでに絶版されていて、入手するのは不可能に近い。結局この日、鶴舞図書館で同書を半分以上コピーしてきてしまった。 鶴舞図書館には蓬左文庫では見かけなかった資料も色々あった。
鶴舞図書館から道を隔てたところには四、五件の古本屋が並んでいる。これらの古本屋を歩き回り、『士林沂』を遂に見つけ出したので購入した。
*ついでに* 「鶴舞」の正しい読み方は「つるま」だという。水谷盛光著『史話・名古屋城と城下町』にはどうして「つるま」が「つるまい」と呼ばれるように成ったかなど書かれている。ぜひお読みになって下さい。
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